Vol.6「社会的包摂と貧困」

・環境保護
・社会的包摂
・経済開発

以上の3つの要素の調和が求められているのが、2030年までに達成を目指し採択された持続可能な開発、SDGsです。

環境保護と経済開発、これらはそのまま環境を守ること、経済活動を通じ富・価値を生み出していくことを指します。

そして今回注目する社会的包摂(しゃかいてきほうせつ)
これはあまり聞き馴染みのない言葉です。

包摂という言葉は、一定の範囲の中に包み込む、という意味を持ちます。
社会的に包摂する、つまり社会に取り込むことを指し、社会的に立場の弱い人障害を持つ人や、難民移民等の人種や立場の違いや年齢、ジェンダー等で人々が区別されることなく、一人一人の人権が尊重され、すべての人が個人の持つ能力を最大限活かすことのできる社会を実現することを意味します。

統括すると「自然を守り」「個人を尊重し」「経済を発展させること」。
17の目標や5つのP等、弊社でもSDGsについてまとめてきましたが、大きく捉えればこの3要素がSDGsの柱となります。
このうちのどれか一つでも欠けてしまえば持続可能な開発目標、SDGsの達成は叶いません。

この社会的包摂に関して、日本でも問題となっている「貧困」について少しピックアップしてみます。

貧困と一言と言っても、大きく分類して2種の貧困が存在します。

一つは日本でも多い「相対的貧困」。
これは自身の手取り年収が国の平均年収の半分以下の人が該当します。
気づいていないだけで、これに該当する人もいるのではないでしょうか。

もう一つが「絶対的貧困」。
どこの国で暮らすかは関係なく、1日を1.9ドル(役200円)未満で暮らす、最低限度の生活必需品を手に入れられない貧困のことを指します。

後者の方が世界的に見て深刻な問題ではありますが、先ず日本においては前者の問題解決が目標となっています。

これらの問題解決のために、もちろん個人でできることもありますが国や企業からの働きかけの力が大きいかと思います。
弊社でもその働きかけとして、以下の飢餓救済サイトへ協賛しています。
まず私たちができることとして、1クリック募金にご協力いただけると幸いです。

▶︎ 飢餓救済ウェブ

このように企業や団体の行う支援を知ること、貢献することで、問題解決にまた一歩近づきます。
弊社のことに限らず、皆様がこのような活動を見聞きする際に少しでも意識していただけるきっかけになればと思います。