Vol.4「食品ロス削減月間」

10月は国の「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」ということで、弊社でも食品ロスについての話し合いを行いました。

そもそも食品ロスとは、「まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品・食材」を指します。
現在日本ではこの食品ロスが年間612万トン、これは国民一人当たりが毎日お茶碗1杯分を廃棄していることになります。

ではこの食品ロスを削減するためにどうしたらいいか。

まずは食品ロスについてを知ることが大切です。
国内の食品ロスの半分、約300トンは一般家庭より出るものです。
これらは食べ残しであったり、食材を調理する際の過剰な除去、また期限切れ食材の廃棄などです。

もちろん期限の切れたものや傷んでしまったは廃棄をしないといけません。
しかしこれは家庭で購入した食品が消費しきれていない、消費できる適切な量ではなかったということになります。

では傷んでしまっても食べなければいけないのか、もちろんそうではありません。
食品には可食可能な期限があり、それを過ぎたものを食べるのは体にはよくありません。

ならどうすればいいか、これは各家庭での消費量を正しく知ることにあります。

確かに食材を1度に多く買った方がひとつあたりの単価は安くなるかもしれません。
しかしそれを消費し切れずに廃棄してしまうことは環境に良くないことであるのはもちろん、家計の圧迫になります。

適切な量を美味しく消費する、当たり前ではありますがこれができていないのが現状です。
そこでこの問題を解決する手段として、弊社ではウィークリーメモを使うのはどうかと考えました。

これは1週間で購入した食材、消費した食材、消費し切れなかった食材をメモをする、といった簡単なものです。
しかしこうして記録・可視化をすることで、いかに食品をうまく活用できているか、無駄にしてしまっているかを知ることができます。
この記録をもとに次からは少し購入量を減らそう、消費期限の長い保存ができるものを買おう、といった食品ロスに対する対策を具体的に考えることができます。

残さず美味しく消費する、これは家庭にも良いことであり環境、ひいては社会にも良いことになります。
適切な消費は適切な流通・生産にも繋がります。

多くの家庭が消費について見直すことで、社会全体のロスの削減に繋がるのです。